まだ東大生だった頃の新卒のときの就活について思い出をつまみながら書き出してみようと思います。
もう何年も前だし就活の状況は目まぐるしく変わってますから、今の実際とあっているかはわかりませんけどね。。。
私はやりたいことが全く決まっていないパターンの就活生でした。全く就職する気のないよくいる就活生です。IT系やメーカー、SIerなどいろんな分野の会社の説明会にはとりあえず行きましたが、最終的な就職先を決めるのにだいぶ苦労しました。
東大の工学系の場合は、推薦がかなり手厚いのでまず就職できないことはありません。なので最悪推薦と思いながら就活を勧めていくことになります。推薦できている企業も名だたるものですが、そんなところ入ってもなぁって思ってしまうゆえ、全く推薦に魅力が感じられませんでした。他の人も推薦を使わないことが多いですね。会社によっては推薦枠余ってますし。とりあえず自分の中では就職先を仮決めした状態で、一般応募の方を勧めていきました。
一般応募の方では自分が思いつく企業をひたすらESやらなんやらを出しながら進めていました。最終的に全部で10個出したかな?。興味ないところも多かったので、見たけど出さないってのは多かったかもしれない。結局面接の過程を一つでも始めたのは7個だったけど。
会社に入ってから就活のやり方を知ったのですが、通常は、
- 業界研究をする
- 企業について知る
- ESやら申し込む
という流れが結構一般らしいです。なので競合とかも結構把握しながら就活しているんですね。すごいですね。就活頑張っている人応援したくなります。
私の場合は
- 会社の知っている名前を考える
- ググる
- 応募する
ただ人事関係の話を聞いたことあるのですが、最近の学生は私のように知っている会社の名前でググってからESを出す人もかなり多いようです。どうせリーマンになるなら大企業にしておくに越したことないですからね。。。みんなそうしますよ。業界がどうとか他の企業がどうとか興味ないですし。
就活の現場とか
就活を実際に始めると大学の中では見たことのないキャラクターが大量に発生します。就活をメタ的な視点で捉えてないと確かに企業側の変なパフォーマンスに惑わされて不思議な人間になってしまうのもわかりますが、基本的に企業側も優秀な人間が欲しいだけなのであんな空中分解しそうなほど意識高い必要もなければメモ魔になる必要もありません。
メモとっている就活生はほんっとに多いんですが、何をメモるんですかね…私は一度もメモを持って行きませんでしたが、基本的に何も不利にはなっていないかと思います。説明会とかでも話を聞いて印象に残ったことはやはり覚えてますし、話をしてくれた社員の所属とか経歴とか心底どうでもいいですし、メモ不要だと思うんですけどね。。。
企業側も本当にしょうもないスライドを用意して「グローバルが」「イノベーションが」とか何一つ中身のない発表をしているので、心底呆れると思います。どうやって他の企業と比べろと。。。なんか知りたいことを全く教えてくれている気がしませんし、お互いに嘘付き合うこの就活に意味を見出せませんでした。苦しいでしょうけどみなさんも頑張ってください。
IT系エンジニアの就活
IT系エンジニア職は何社か受けているので概要だけ書き連ねようかなって真面目に書くのは別のポストにします。
IT系のエンジニアはやはりエンジニアである以上、技術力を求められます。大体はプログラムを書く能力ですが、あまりプログラミング言語に関してはこだわりがないようです。これは何社受けても同じでした。ただ実際に書いたコードを見てみるというプロセスはやはり共通しています。概念だけ理解していても実際に書かせるとボロボロの人とかいますからね。。。正しいです。
LINEとかはあまり複雑な問題はありませんでした。まぁよくあるこういったプログラムを書いてねって形だったので比較的やりやすいです。
Google, Microsoftとかは1対1でプログラムをホワイトボードに書きながら問答を繰り返してプログラムを書き換えていく形式です。例えば、「これを大規模にしたら?」とか「じゃここのソートはどうしたら早くなる?」とか「なんの制限もないとしたらどう改善する?」とか結構答えにくい。。。あと多いのが、「あなたならどんなテストをしますか?」ですね。これは本当にプログラミングをする上で大事な技術なのでどの企業も確認するのでしょう。プログラムを書いても自分で簡単にテストできない人は大量にバグを埋め込む可能性があるので、企業側もあまりそういう人は採用したくありません。テスト方法を考えられる人は考えられる人ですし、バグを埋め込んでしまう人はいつも埋め込んでしまいます。
こういうエンジニア職は口頭の質疑において馬鹿らしい質問をしてこないのでやりやすいです。技術を持っている人間ですからね。そういう質問はバカにしているのと同じかと思います。会社によっては今までどんなものを作ったかというようなことを聞いてくる会社もあってので(ゲーム系はよく聞く?)、「ハッカソンに参加してた・賞をもらった」、「海外のIT企業にインターンいった」、「自分でwebサービスを作った」、「バイトでアプリ作ってた」とか今までやってたありとあるゆるものを引っ張り出してきて主張した。ここまで言えればさすがに落とされないだろうと。
結果は言えないですが、まぁまぁそこそこの結果です。自分としては満足しています。
その他の企業の面接
他の企業もいろいろと受けてきたけど、大方質問内容は同じ。何を見ているんだろう。この系統の質問ではなるべく他の人と同じような回答にならないようにちょっと奇抜には答えるようにしていたが、それが響いてたかわからない。この形式の就活で落ちたことない。
Sierも通信事業も普通のメーカもこれの感じが多い。特に問題なく勧められると思うけど、聞かれるであろう質問は結構自分の中で用意している。こういうこと聞かれたらどうしようってパターンは大体答えを一貫性をもたせて持つようにしてなるべく抽象的な答えにならないように気をつけていたと思う。その場で質問されて一貫性のある答えを返すのは結構難しいので、そこらへんはあらかじめ提携のパターンを持っておくことがよいかと思う。そのためにも本命の会社を受ける前にいろいろな会社で練習をするのがいいと思うので、オススメです。私は偶然にも最後に受けていたところに就活したので、その時の面接はだいぶ慣れてました。他に受けていませんって言ってましたが。
おわりに
ふぅ、結構思い出せた。当時は推薦があるから少し余裕があったかなと思えど、やはり心配性なのでなんだかんだ不安だった。結局自分の場合は職場の場所と作っているサービス、会社の雰囲気で選んだ感じで今は結構正解を引き当てたと思っている。みなさんも就活頑張ってください。