ロシア極東に位置する規模第五番目の都市、ウラジオストクに行ってきた。北朝鮮にめっちゃ近い都市。
冬に行くのは考えものかと思っていたが、実はそこまでひどくもない。確かに寒いけど。
風さえ防げばそこまで寒さを感じずに観光ができる。港なのと急な坂の影響からか風が強いところは飛ばされそうなくらい風が強い。スマホ触るなら手袋ないと凍死しそうになる。私が行ったときの平均最高気温は-9℃くらいで、風があると体感はもっと低くなる。
雪もあまり積もってないので、そこまで気合の入ったブーツもいらない。とにかく風を遮断することをおすすめする。
ロシアのサンフランシスコと言われてるらしいが、坂のこと?港町のこと?ブリッジのこと?なのかはよく分からず。
このウラジオストクを楽しむポイントは、ロシア料理と町並みだと思っている。観光スポットはあまり多くない。日本人がもともと住んでたこともあってゆかりの地がいくらかあるみたいだが、おおってなるほどでもない。文豪がよく来てたらしいが。博物館や水族館、サーカス、バレエなどがあるので好みに合わせてイベントに行くのもあり。
なのでネタバレにならないよう簡単にウラジオストク観光についてと注意点、おすすめを書いておこうと思います。
行くまで
2つ航空会社を選べたが、航空機はs7航空のボーイング機にした。成田からの直行便になるし、ボーイングではない方はボンバルディア社のプロペラ機になるらしい。流石に怖いので実質一択だった。
泊まるところはエアビで予約。これで飛行機と宿泊所を確保。
あと必要なのは電子ビザの発行だけ。それにはパスポートが必要なのと顔写真が必要。私はスマホで撮影した。(実際特に問題なし)
これに関しては以下のポストで書いているので参考まで
電子ビザさえとってしまえば、もう行って帰ってこれる。必ず印刷して持っていくこと。そうしないとロシア入国時に少し手間取ることになります。成田の空港とロシアの空港2つで使うのでなくさないようにしてください。
飛行時間は二時間ほどなのでほんとにあっという間。新幹線より短いからね。東京から長野行くよりもウラジオストク行くほうが近いかも。成田空港なのがネックだが。
ロシアの空港にて入国の際に先程の電子ビザとパスポートを提出。サインを書いて一方の紙をもらうので帰国まで大事に保管。
お金はウラジオストクの空港でキャッシングするのが良さそう。日本の空港だとレート悪いからね。ちゃんとクレカでできるとわかってる人だけにしたほうが良い。クレカの設定によってはできないから。
空港から市街地まではバスかタクシーだが、私がついたときにはすでにバスは終了していた。ので、タクシーのみ。大体55kmぐらいなので三十分ほどで到着するはず。ノーウィンカー、ノー車線なロシア交通をお楽しみください。
そうだ、ついたらSIMカードを売ってる店(MTC. 旧ツイッターアイコンみたいなやつ)がちゃんとあるので空港で契約しておいたほうが楽かと。
市街地の様子
移動手段
雪は降り積もってないがたまに凍結しているところがあるので要注意。それ以外は大方歩きにくい。信号機がなく歩行者頑張ってねな交差点が多いのでそこらへんは難しい。治安が悪い気はしないけど、ちょっと町並みは汚れた感じ。でも新宿くらいかな。社会主義のなごりだと勝手に思ってる。
どうも車は茶色くなりがちで汚れているのがデフォ。たぶん管理の問題ではなくて汚れやすい環境であきらめているのだとおもう。フロントガラスが割れている車も多いけどこれもなんか理由があるのだろう。
ちなみに車はどこ見ても日本車。そして圧倒的トヨタ。タクシー読んだらほぼトヨタ。他は日産かホンダとかそこらへんばっかり。政治的にアメ車は買わないってのもあるのだろうか。現地のタクシーの運ちゃんに聞いたらロシアで日本車以外に乗るのはアホらしい。厳しい環境で動くことが保証されてるんですかね日本車。
私が行ったときだけかもしれないがタクシー安い。町中を数キロ走って200円くらい。本当頻繁に使った。ヤンデックスタクシーでUberと同じようなことができるので非常に便利。アプリをインストールしておいたほうがいい。
https://play.google.com/store/apps/details?id=ru.yandex.taxi&hl=en
人々
あまり書きすぎるのもネタバレになって良くないと思うので簡単に触れておきますが、モスクワの人たちよりも人当たりがよい。英語も理解してくれようとしてくれる気配がある。サンクトじゃこっちが英語で話してもロシア語で返される悲惨な状態。だからあまり身構えなくてもいいと思う。ロシア語のスパシーバ、イズベニーチェ、パジャーラスタ、あと数詞を覚えておけばだいたい行ける。金をごまかそうとする人もいなかった。治安もいいのではないかな。浮浪者は数日歩いて一人だけ。たぶんあの街で浮浪者は寒さの面からいっても生きていけないんだと思う。
観光
せっかく冬に行ったなら海に行ったほうがいい。ウラジオストクの西側の海だ。どうなっているかは言わないけどおすすめ。
もちろんメシはロシア料理なので堪能する他ありません。いくらか美味しい店とか大衆食堂みたいなのとかあるので上から下まで食べれるといいですね。
お土産ショップにはだいたいどこにも同じものが売っていて値段だけが違う。マトリョーシカなんて腐るほど売られてるので本当にそれでいいのか考えたほうがいいと思う。変なところに何種類ものはちみつを売ってる店があるのでそっちのがお土産としておすすめ。ロシアははちみつも有名らしい。トランクに入れなきゃいけないので、他との量を考慮して気をつけてください。
水族館あるけどそこまで特徴的な生き物もいないのでおすすめしない。ウラジオストクからもタクシーで三十分ほど移動しなきゃ行けないけど、水族館の周りには何もないのでうーんという感じ。
キタイスキー市場は手前がただの中古服市場ほぼスラムみたいなものなので奥に行ったほうがいい。ただ奥に行っても活気はない。一応観光するのもいいと思うがそこまでおすすめできない。
中央市場は金曜日らしいので調整できる人はそっちのほうがいいかもしれない。
夜不思議な街並みのライトアップがあるので、見に行った方が面白いですよ。多分街をみればどんなライトアップかわかるかと思います。あえて詳細は書かないので夜もし可能ならウラジオストクを遠くから見てみてください。
帰るとき
帰るときの空港まではまたタクシー。ウラジオストク出てすぐのところはひどく渋滞していたので思ったりよりも到着したときには出発ギリギリになった。予め余裕を持って出たほうがいい。
s7の場合は預け荷物は1つ目が23㎏でそれ以上は14000円の追加料金。
出国手続きの際には入国のときにもらったペラッペラな領収証のような紙も必要なので注意。これもそこまで時間はかからない。
ウラジオストク空港は小さいのであまりお土産屋もありません。あらかじめ市街地で買っていくことをおすすめします。
そしたら搭乗ゲート(3つしかない)で待って出国!
時差の問題もあってウラジオストクの時間+1ぐらいに日本に到着する。違和感あるけどなんかすごく得した気分になります。
おわりに
完全に西欧寄りの街並みなのでお手軽ヨーロッパとしてはいい場所。町並みもはじめてのロシアなら新鮮なはず。観光スポットはまぁ少なめだけどそんなに見るものがないわけではないと思う。月曜が休日のところが多いので要注意。