アフィン変換のパラメータを決定する方法をめもっておく.
以下のような形になっているのが、アフィン変換.
パラメータは全部で6つ(a,b,c,d,e,f)ある.
画像処理とかするときには、パラメータをどう設定するか分かりにくいので、ここにまとめておく.
Affine変換のいいところ
Affine変換のいいところは、複数の行列掛け合わせればその効果を得ることができる点.
回転させて移動させたかったら、行列で「回転させる行列」と「移動する行列」を順番に掛ければそのようになる.
なので一つの行列で全て計算しておく必要はない.複数の行列を掛け合わせればそれを達成することができる.
移動させたいだけ
Affine変換で移動させるには、cとfの値を移動させたいだけ変えればよい.
回転させたいだけ
a,b,d,eを回転行列の形式にすればよいので、以下のような値になるように設定する
拡大縮小させたいだけ
a,dの値をスケールさせたい値に設定すればよい.簡単
せん断させたいだけ
x方向にせん断させるかy方向にせん断させるには以下のように設定する.θはどの程度傾けるかの値を決める.
せん断をすると以下のように変換される.
組み合わせていろいろさせたいだけ
上記の行列を掛け合わせれば、やりたいいろいろな変換が可能.