24とか刑事ドラマとかアクション映画とかでよくある監視カメラの画像処理

24、SF映画とかアクションとかよく見るシーンで気になるのは、

「監視カメラの画像処理」

 

よく出てくるのが、

犯人が写っていると思われる監視カメラ映像をモニタで見ながら、主人公ないし情報処理担当がその前で二、三人話している状況.

映像を早送り、コマ送りしながら、

「ちょっと待って。ちょっと戻して」

というセリフを元に、犯人が写っているシーンを見せる.

スクリーンショット 2018-10-02 22.20.01.png

すると映像はぼけぼけなので、「XXして」と言われる.

さて、以下のパターンがある

①解像度は十分だけど、若干ノイズが乗っていて誰かわからない.

②解像度が低すぎて、それを鮮明にしたい

③ただ単に小さく映りすぎていて拡大する

上から言えば、

「もっと綺麗にならないの?」「ちょっと待っていまやってみる」(なぜか絶対綺麗にできる)

「もっと鮮明にして」

「そこ、拡大して」

みたいなセリフかな。

 

①ノイズが乗っていて不鮮明

これもある程度ならできる.シンプルな方法でやっているノイズ除去からDeepLearningを使ったノイズ除去まで最近は、いろいろある.研究も盛んなところなので

演出のためだとは思うけど、大方ノイズを除去したら綺麗になるよりは、のっぺりとした画像になるはずなので、ちょっと気になる….

さっきのを鮮明にした以下の画像は許容範囲の鮮明っぽい

スクリーンショット 2018-10-02 22.23.13.png

②解像度が低いので鮮明に

これが、だいぶ怪しいやつ.暗くて見えにくいとか、上記のノイズが乗ってというのは、まだ手の施し用がある.

でも流石に解像度が低すぎる画像は鮮明にはならないはず.映像に穴が空いている場所があるとかならまだしも、解像度が低い状況から鮮明にしたら、ほとんど想像で画像を作ることになる.

最近のDeepLearningを使えばそれっぽいことができますが、あくまで推定でやっているので、そんな画像を根拠に犯人探しは許されないと思うのですが…

③小さいので拡大

これは当然できる.データがあるのなら何も問題ない.特に技術も必要ない.

 

なので、まとめるなら一番怪しいのが②.

②の画像は再現したとしても本当に推定でしかないから、うーんって思ってしまう.

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