24、SF映画とかアクションとかよく見るシーンで気になるのは、
「監視カメラの画像処理」
よく出てくるのが、
犯人が写っていると思われる監視カメラ映像をモニタで見ながら、主人公ないし情報処理担当がその前で二、三人話している状況.
映像を早送り、コマ送りしながら、
「ちょっと待って。ちょっと戻して」
というセリフを元に、犯人が写っているシーンを見せる.
すると映像はぼけぼけなので、「XXして」と言われる.
さて、以下のパターンがある
①解像度は十分だけど、若干ノイズが乗っていて誰かわからない.
②解像度が低すぎて、それを鮮明にしたい
③ただ単に小さく映りすぎていて拡大する
上から言えば、
「もっと綺麗にならないの?」「ちょっと待っていまやってみる」(なぜか絶対綺麗にできる)
「もっと鮮明にして」
「そこ、拡大して」
みたいなセリフかな。
①ノイズが乗っていて不鮮明
これもある程度ならできる.シンプルな方法でやっているノイズ除去からDeepLearningを使ったノイズ除去まで最近は、いろいろある.研究も盛んなところなので
演出のためだとは思うけど、大方ノイズを除去したら綺麗になるよりは、のっぺりとした画像になるはずなので、ちょっと気になる….
さっきのを鮮明にした以下の画像は許容範囲の鮮明っぽい
②解像度が低いので鮮明に
これが、だいぶ怪しいやつ.暗くて見えにくいとか、上記のノイズが乗ってというのは、まだ手の施し用がある.
でも流石に解像度が低すぎる画像は鮮明にはならないはず.映像に穴が空いている場所があるとかならまだしも、解像度が低い状況から鮮明にしたら、ほとんど想像で画像を作ることになる.
最近のDeepLearningを使えばそれっぽいことができますが、あくまで推定でやっているので、そんな画像を根拠に犯人探しは許されないと思うのですが…
③小さいので拡大
これは当然できる.データがあるのなら何も問題ない.特に技術も必要ない.
なので、まとめるなら一番怪しいのが②.
②の画像は再現したとしても本当に推定でしかないから、うーんって思ってしまう.