昨年あたりから何のために勉強するかといったTwitterの話題が多かった気がするし、
高校生や中学生でなんのために勉強しているのか分からないとやる気が出ないだろうし、そういう方の役に立てたらなぁって思う.
たぶん職業や選択したことによって全然必要なものも異なってくるとは思うけど、
とりあえず私の場合に役に立っていることを書いておきます.
プログラミング、Webサイト、アルゴリズム、ロボット、画像処理、機械学習(DeepLearning)、とかに興味がある方にはもしかしたら参考になるかもしれません.
あと、時代によって必要な技術は変わっていくので、必ずしもここに書いてあることをやればいいというわけではありません.あくまでここに書くのはやりたくなくてしょうがないけど、やっとくかぁってなってもらう程度に書いてます. 今は関係なくても将来関係する可能性も十分あります.
あくまで参考です.鵜呑みにされないでください.
英語
絶対必要です.できるできないで作業効率、可能性が大きく変わります.上記で上げた分野は基本的にできたほうがいいです.とくに技術革新のスピードがとてつもない最新の技術を追っかける場合は英語が大前提,学会も英語が基本なので、できないと本当に苦労します.英語でしか解説が書かれていなかったりドキュメントがなかったりというのが頻繁にあります.英語が読めないと低品質なGoogle翻訳の他どうしようもありません.質問サイトも日本ではかなり不足していますが、海外の質問サイトが使えるといろいろ情報を集められる上に、本当に親身になっていろいろ教えてくれる人がいます.日本語話者の何倍も英語話者がいますから。英語はMustだと思ったほうがいいです.技術者なら会社入って特許読まなくてはならない可能性もあります.技術の解説は日本語のページより英語のほうが圧倒的に充実しています.私は会社等頻繁に技術調査するときは基本的にGoogleの検索結果は英語になるようにしています.日本語ではろくなページにたどり着けません.
コンテストも英語のコンテストに参加できるかできないかというのにも影響してきます.
海外で働ける可能性ができるのもいざ不況になったら海外に引っ越せるというのも強いです.
まぁ英語圏に住む場合は嫌でも身につくと思うのであまり高校で勉強しなくても大丈夫かもですが.
Webサイトを作ろうが、ロボット技術の調査を使用が、機械学習をやろうが、どれにおいても同様です.
昔はロボットの研究分野は日本が進んでいたため、むしろ海外の人たちは最新の進んだ技術に関する論文は日本語でしかないといった状態になっていた時期もあったと聞きます.今後中国等でより進んだ研究が行われたら、中国語の勉強が必要かもしれません.
算数/数学
数学は必要具合は技術によりますが、まず必要です.
ロボット、CG、画像処理、統計、機械学習は数学が強ければできることがもっともっと広がっていきます(強い人になれます).学問をやるのなら数学はめちゃくちゃ強いほうがよいです.ゲームの衝突判定、ロボットの動作の計算や機械学習のモデルの検討など思っていないところで数学は必要になります.想像がつくかわかりませんが、ロボットや画像処理、DeepLearning、CGにおいて微分や確率や行列(今は高校で習わないかもしれませんが)は大活躍します.できないと何も理解できず、うわべだけ触ることになります.それでもよいかたもいるかもしれませんが、理解できていないものはちょっとした工夫の入れ方も分からず、微々たる改善すらできません.サンプルをはみ出ようとした瞬間に何も自分で作れなくなるのは非常に辛いです.
他にも例えば、最も特徴的な要素を知りたい!といった場合は、固有値、分散、行列等々様々なものが必要です.何らかのロボットのバランス制御を行うには当然数学が必要です.数学でモデル化して数学で解析します.センサの入力を分布で近似して扱ったり、どれくらい値を増やしたらいいか、どれくらい値を減らしたらいいいかなどの最適な値はあてずっぽうには決められません.数学で求めることになります.
国語
難しいですが、論説文を読む書けることは大事になります.何かに間接的に役立つことはたくさんあるのかもしれませんが、直接的には余り活躍している実感はありません.古文、漢文は特に.Twitterとかで古文ネタのツイートがあるときにわかるぐらいでしょうか.何か趣味に関連するかもしれませんね程度.繰り返すように、論説文を読めるようになっていることは非常に大事です.相手の論理を理解できていることは論文を読む上でも書く上でも(Twitter上で誰かのツイートを正しく理解する時にも)必要になります.小説とかに関してはあまりうまく意味を説明できませんが、やっておく分に損することはありません.何事もどこで役に立つかわかりませんから…
理科
ソフトウェアに関連しそうな部分に注目して個人的な体験としてはプログラミングや機械学習、画像処理等にはあまり直接活きていません(と思っています.やっても無駄なことは絶対にありません.)しかし、一方でロボットの動作生成や姿勢制御、ドローンの制御、バランス制御等では力学が必要になります.電磁気や熱もハードウェア等においては必要になると思います.
理科関連の科目はとくに大学に入ってから数式から学び直すことも多く、基礎さえ分かっていれば大概着いていけます.かといって手を抜いていいわけではありません.
もしかしたら、物理学や電磁気学、熱力学等のシミュレータを実装する日が来るかもしれません.そのときに勉強してもいいですが、自分でいつでもできる状態のほうがもちろんよいです.
社会
社会関係の科目は技術者の実務にはまず影響しませんが、年をとるほど社会に関する話題が増えてくるのである程度知っているほうが話しに着いていけます.また、年をとるほど旅行も多くなります.そのときに歴史を知っているとあぁあれかとなりやすかったり、博物館の説明や美術館の説明を聞いたときにより納得度も増すとかです.ある程度社会の仕組みを知っておくことは自分が生きるうえでも役に立つので、知っておいたほうが良さそうです.
ちょっと趣味で何かを調べたりしたら、知っていると知識の広がり方が楽になりますよって感じでしょうか.(あまり偉そうなことは言えませんが)
法律や税、特許等については学校で学びませんが、知っているといろいろと強いです.ただそれらは必要になったときに学ぶか金払ってやってもらうかでもいいと思いますが…