猫の獲物(ねこじゃらし)の捕獲戦略と前動作(予備動作)に関する気付き

実家の猫を見ていて気づいたことがある.

猫とねこじゃらしのおもちゃで遊んでいるときだ.

いつも生き物に見える様にねこじゃらしを緩急つけて動かしている.

飛びつく時もあれば飛びつかないときもある.

ねこじゃらしを見つけてもすぐには飛びつかない.
まず初めに以下の様に待機姿勢になる.
地べたにはいつくばってピタッと動かなくなる.

そうしても獲物の同行をじっとみる. その間、動きに合わせて体がピクピクしたりする. しかし、基本的に頭、目以外はほとんど動かないのがベースだ.

気付きはここからである.

それは飛びかかるタイミング. どうも猫がどうも我慢できなくなる瞬間がある.

そもそも、対象の進行方向の後ろに入れそうなときに襲いかかるというのも一つある.
それとは別に、もう一つタイミングがある.

それは、飛びかかる時には、死角に入ったものを後ろから飛びかかるときだ.

ちょうど死角に入るそれまでの動きの通りであれば、ちょうどいいところに、動くであろうその先に飛び込んでいく.

図で描くと以下の様な感じ.

これを可能にするのに必要な能力は、

  • 物体の死角に入ったという認識
  • 死角に入る前までに見えている速度の等速直線運動の予測

とかだろうか.

おそらく猫の本能的なところがあるのだと思う.

まず見えなくなったタイミングで体がウズウズしているのがよくわかる.

そして、死角に入ったタイミングで体に力が入る.

そして、ちょうど出てきそうなときに飛びつく.

この一連の流れだ.

これまでの狩りでも、獲物の方にも死角になっているので、その時に予備動作で飛びかかればかなりの角度で捕まえられたのではないかと思う.

と猫を見ていて思った気づきでした.

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