ふと思った.
昔は、地震や雷に神秘的なものを感じていた.
自身の知っているシンプルなルールを超えたものに対して、恐怖を感じるものに対して畏怖を感じていたのだろう.
水が下の方に流れることは体の重力の感じ方から考えても自然に感じるが、もし水が上の方に流れて見えたらおそらく奇妙に感じると思う.
そんな物理法則以上の動きをしたものを我々は生物だと思うのではないかと思った. 仕組みがわからない動きをするものを生物だと思うのだろう.
それはAIも同じだ.
AIは仕組みがわからない間はAIと呼ばれる.
ただ仕組みがわかった途端、それはAIでなくなってしまう.
神秘的な間だけ、それはAIなんだ.
生物もそれが神秘的な間だけ、生物なんだろう.
どんなに単純な生物でもその仕組みが完璧にわかっているものはない(?).
だからこそ、こんなにも生物と言われていたものがあるのに、一つももはや生物ではないとなったものはいない. 複雑すぎて今後もいくらやってもわかることはないんだろうなと.