数年前の上野国立博物館でクレオパトラ展で一気に気に入ってしまった古代エジプト。長らくその史実やヒエログリフを学んでなかったが急に熱が上がってきたので、
いっそ東京の古代エジプト関連の展示場に全部行ってこようと思った.
「エジプト 美術館 東京」でぐぐったところ、出てきたのは
「古代エジプト美術館」
http://www.egyptian.jp/introduction.html
読んでみると、場所は渋谷.渋谷のオフィスビルにこんなものがあるの思ってなかった.駅から歩いて数分。何度も来たことがあるこの渋谷駅のこんな場所に開いているとは…
サイト確認してもグッズへのリンクが切れてたり、2014~2015年でページの更新が止まったりしていてまだやってるのか不安でしたが
やってました.
Google Mapsのコメントもつい最近あったのである程度確証はありましたが、心配症としては行ってみるまで不安でしたね…
一般の方の料金は、上記のように1500円.
雑貨ビルの1フロアの半分しかないのに1500円?って思いましたが、結果から言えばまぁ確かに払ってもペイできたと思います.(エジプトに興味のある「私は」です)
中で写真は撮ってはいけないようですが、内容をブログに挙げていいとのことだったので、簡単に触れます.
中にはガイド担当と受付担当の方がいらっしゃって、大体15分おきくらいにガイドをしてくれます.私は質問を大分してしまったので、もうちょっと伸びていた気がしますが…
全く知らない人のために5分でエジプト史を振り返るビデオから始まり、各展示物について全て一つずつ解説をしてもらえます.
コレクションの出土年代は初期から末期まで3000年分、7世紀までと大分幅広い年代の備品があります.
どうやって手に入れたのか不思議なくらい実物のものが揃っています.世界に数個しかないものもあります.
誰がどう見ても雑貨ビルの見た目からは想像できないものがたくさんあります…
警備等大丈夫なのでしょうか? 個人的には話を聞く限り置かれているものの価値はかなり高いものがあります.
1500円払う価値があるといったのは、ガイド付きであることのほかに、このコレクションの充実度です.
余り展示物の内容について書いてはいけないかも知れませんが、皆さんが想像するエジプト関連のものはたいていあります.これは言葉通りで、誇張ではないです.
古代エジプトといえば? 「XXX」って返ってくるだろう、それはたぶんあります.
なんかまわしものみたいな宣伝はあまりしたくないですが…
展示物はたまに入れ替えがあるようで、他の博物館に貸し出したりもしているそうです.
少し前はかなり自由に持ち帰ったり交換することができたみたいで、コレクターとの交換等も行っていたようです.恐らく今エジプトで発掘されてもこっちに持ってくるのは難しいのではないでしょうか?
今回、実際の展示物を見て思ったのが、ヒエログリフといえど、器とかにインクっぽいもので書くことになったら、結構字が汚い.
土や石に小さく彫ってあるヒエログリフとかもかなり小さいためか形が読めないものが多い.これはヒエログリフを完全にマスターしても読めるようにならない気がする…不安だ…
今回の展示会で読めたのは、「全エジプト (Nebu 「エジプトを表す文字」)」が刻まれたものだけ.
悔しい…
あとは文字だけだったら「ネフェル」とか「アンク」とかあとはアルファベット系列だけ.でもこれは読めて当たり前… 王の名前も文字が崩れているのが全く読めない.
決定詞もいくらかは知っていたけど、読めるほどではなかった…
もう一度挑戦して、今度は「読めるぞ、読めるぞ..」したい.
この美術館、広報がかなり手薄というか、来たい人は来ればスタイルなのか、全くSNSにおける発信もブログ更新も行っていない… 先に書いたように展示物の入れ替えもあるようですが、その発信もないようなので、たまにふらっと行くしかないと思います.
結構もったいないと思うんだけどなぁ…
それでも来場者はぽつぽついて.皆さんどうやって知るのか不思議だったのですが、どうも雑貨ビルの看板を見て入る方とかいらっしゃるようです.
大分価値のある美術館なので、ヒエログリフ読める人も、読めない人もお勧めです.